富士登山競走 山頂コース2018に向けての練習②

富士登山競走のプログラムが送られてきた。俺のゼッケンは2500番ちょっと。この大会は過去実績順に番号が割り振られる。ゼッケン最後は2600番台。完走率50%ということは順当にいけば1300番あたりまでしか完走できない。2500番台など問題外の外の外だ。現実を直視するのは辛いなぁ。

 

7/8(日)。馬返し~山頂再挑戦。

ガチで勝負。ここでもダメなら心が折れてしまいそうなので木曜日から練習量を落とし、土曜日は完全オフ。レース本番並みのテーパリングで挑む。スタート前には600円もするベスパハイパーを飲みボトルポーチにはソフトフラスクとジェルとペラペラのシェルしか入れない超軽量化。水や食料が足りなければ山小屋で高いのを買う、雨が降ったら耐える・激しければ引き返す。行くぜオラ、根性見せろよ!

五合目通過は59分。ヨシ。まだ余力あり。グイグイ登れる。雨が強くなってくる。寒い。関係ねー。七合目で水が切れる。富士一館という山小屋に飛び込みアクエリアスを購入してソフトフラスクに入れてシェルを羽織る。ゼーゼー言いながらピット作業をしていると山小屋のおじさんが「下から来たのか?」とか「どれくらいで来たのか?」とか話しかけてくる。雑に返答して「すみません。タイム測ってるんで」と外に飛び出す。暴風雨みたくなっていて寒いが関係ねー。四つん這いで岩場を登り砂礫地帯を踏み越えて山頂到着3時間9分。やった!雨で人気のない山頂で「うおーーー!」と叫ぶ。ついに当落線上にこれた。1%どころじゃない。5%くらいの可能性は出たんじゃないか?先週登ったことで高度順応できたのだろう。疲労を抜いて軽量化して寒ければイケる可能性はある。

 

7/14(土)馬返し~山頂

前の週、追い込みすぎて木曜日くらいまで疲労が抜けず。更に追い込むと本番に疲労を残すことになるのでゆっくり上がる。高度順応と岩場のコース確認が目的。七合目の岩場は渋滞すると聞く。一番登りやすいルートは塞がれている筈なのでセカンドベストのルートを確認しておきたい。

五合目に行く途中で登山者とペチャクチャ話してしまい五合目到着は1時間17分。七合目でコーラが飲みたくなって先週と同じ富士一館に入ると先週のことを覚えていてくれた。今回は談笑。富士登山競走のプログラムを引っ張り出してきて番号を教えろと言う。いや、あの、2500番台なんですけど…先週格好つけてたのに恥ずかしい。山小屋のおじさん、プログラムにマーキングしながら「絶対にここまで登って来いよ!」と励ましてくれる。いやまぁ頑張りますけど2500番台ですからね…などと卑屈に言うと「関係ないよ、気持ちだよ!」。アツいなぁ。八合目関門までゆっくり上がり八合目からタイムアタック。全力で上がって32分。本番だと疲れてるだろうから37-8分は欲しいな。

山頂到着は3時間33分。ダラダラしてたのに二週間前より速い。五合目以降は先週とあまり変わらない。山頂で4時間ほど時間を潰して高度順応して下山。やべぇ、行ける気がしてきちゃった。

 

7/21(土)富士吉田市役所~馬返し

毎週毎週富士山に通って気まずい。嫁さんに「あのー今週末も朝から富士山に行きたいんですけど…」と恐る恐る切り出すと、「そう?お弁当いる?」と返事。ありがたい。でも疲労が残るので今日は山頂には行かないのでいらない。今日は下界で一発タイムトライアル。馬返しまでのベストが1時間9分はまずい。1時間5分、欲を言えば1時間3分くらいでは走っておきたい。

結果:1時間10分…。マジか…。気負って前半突っ込みすぎました。中の茶屋で限界を感じて9Km地点から歩いてしまった。到着したら疲労でぐったり。調子に乗った罰だ。凹む。行ける気になってたけど馬返し1時間10分じゃ五合目関門に引っかかる可能性が大いにある。でも練習で失敗しておいて良かった。気を付けよう。調子に乗ってたけど俺は全然速くない最下層ランナーなんだ。抑えて抑えて温存温存。しぶとく行かないと。

 

7/24(火)静岡県焼津で整体

「からだ工房らくだ」という熱いブログを書く整体師さんに施術してもらう。痛くて仕方ない右踵をなんとかして欲しい。すぐ治るとも思っていなかったので富士登山競走に向けてというよりその先を見据えて行ってきた。激アツなブログには共感できることも多く、いつか行きたいと思っていたらちょうど近くに出張で行ったので、偉い人達との会食をブッチして。そしてここの村田先生は富士登山競走のエリート枠。栄光のエリートゼッケン20番。今年は10番以内に入る!とアツい。魂を注入してもらう。踵の痛みの原因と効果のある運動も教えて貰う。すぐには治らないだろうが続けてみよう。

 

 7/26(木)大会前日 酸素カプセルに入る。

効果があることは確実ではないけど、悪くはならないだろう。ほんの少しでも効果があれば良し。金をケチってる場合じゃない。体力財力精神力の総合力で勝負だ!さぁいよいよ明日。やれることはやった。平日もいつものジョグに加えて、マンションの階段登りや近所の激坂インターバルをしてきた。どうしてもやりたくない日もあった。暑かった。でもそんな日こそ外に出て走った。本番は絶対にメンタル勝負になる。練習を頑張れば本番で踏ん張る理由が一個出来る、だから今は頑張れと思ってきた。これでダメなら仕方がない。静かな気持ちで21時には就寝。